これはキツイ障害?ですな。

VMware ESXiの4系で、ひどい目にあった。いや、軽傷で済んだ……かな?
とりあえず、以下参照。
A 32bit Non-PAE guest operating system may report incorrect memory size in ESX 4
要約すると、だいたい以下の通り。

次の3つの条件に該当する場合、ゲストOSはメモリを3GBまでしか利用できません。

  1. ゲストOSが32bit
  2. ゲストOSがNonPAEカーネル
  3. 仮想ハードウェアのバージョンが7

解決したい(ゲストOSで3GBを超えるメモリを使用したい)場合は、次のいずれかの対応方法をどうぞ。

  1. ゲストOSを64bitに
  2. ゲストOSのカーネルをPAE対応に
  3. 仮想ハードウェアを旧バージョン(ESX系は4)に

さて、この問題が結合試験で引っかかり。本当に3GBまでしか認識しねぇ……!
というわけで、どう対処すべきか考えてみる。

・解決策1の場合……ゲストOSを64bitにするとなると……再インストールだよね?今からそこまでの手戻りは無理。ボツ。
・解決策2の場合……とりあえずPAE対応カーネルを入れて、検証しなおし+再試験……。まぁまだ現実的。
・解決策3の場合……仮想ハードウェアのダウングレードって、結局、仮想マシン作り直しってことだよね?アップグレードはできるのに。1と同じくボツ。

結果、消去法で解決策2を選択。
で、今回はRedHatなので、kernel-PAEとkernel-PAE-develの同バージョンのRPMをサクッとインストール。
起動オプションで、デフォルトをPAEにして再起動。
さて、ブート画面でのエラーは……VMware-toolsのみ。あらあら。
起動後、VMware-toolsを再インストールして、さらに再起動。その後、ブートにとくにエラーは無し。
各種ログにも影響は見てとれず。各サービスもちゃんと動いてる。
そして、割り当てメモリサイズを4GBにして起動してみると……おぉ、ちゃんと認識された!
まぁ……こんなところですかねぇ。


これ、情報は2009年8月だけども……パッチ対応するのかな?